2015年5月14日木曜日

"The Age of Diminishing Expectations" の切り抜き

ktdiskのブログ」のどこかに書いてあった(記事が見つからない)ように、読んだ本で気になったところを記録する試みを始めようと思う。あんまり本読まない(←良くない)が。とりあえず昔読んだ本から。

クルーグマン教授の経済入門

なぜか手元に見当たらないので、英語版と私の拙い訳でどうぞ。

The Age of Diminishing Expectations -- Paul Krugman

P.18
This is not an answer that inspires fervent political support -- especially when one bears in mind that the causes of the productivity slump are not obviously tied to declining investment in plant and equipment or in education. In fact, the American economy placed about as high a share of its resources into investment, and a higher share into education, in the 1970s and 1980s as it did in the 1950s and 1960s. It just didn't work as well.
拙訳([] 内は私の注釈)
これ [= 生産性向上のためには、今の消費を抑えて投資に回すこと。そうすればいつかはわからないけどいずれ生産性は上がるだろう] は、政治家が熱烈に支持するような答えではない。生産性の落ち込みが、工場・設備投資や教育への投資と結びついていることが明らかでない状況では特に人気がない。実際のところ、アメリカ経済は [生産性が伸びた] 1950 - 60 年代と同等の投資と、それ以上の教育費を 1970 - 80 年代に費やした。でも、生産性は向上しなかった。

これは "Productivity Growth " という章の一節。この章は「生産性は [経済の] 全てではない。でも長期的には生産性でほぼ全て決まる」から始まる。そして「でも、経済学者は、生産性がなぜ落ちるのか、どうしたら向上するのかを説明できない。」と続く。
「重要なことが説明できないから、みんな重要じゃないことを議論するんだ。たとえばインフレとか国際競争とか。」と、何が本質的で何が枝葉かと明快に(そして軽快に)説明できるところが素晴らしい。書いてるのが、怪しい経済評論家(笑)じゃなくて、ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマンなので、信頼できる(と思ってる)。

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