2013年4月6日土曜日

生命保険の選び方(と少しだけ日米比較)

生活環境にいろいろと変化があったので、生命保険を見直してみました。一番のポイントは、アメリカの生命保険という点です。

例えば、こういうサイトで生命保険の見積もりが取れます。(当然ですが、健康診断の結果によって、保険料が変わることがあります)
保険金額を $1,000,000 としたときの保険料はこんな感じです。(個人的に、終身保険には意味がないと思ってるので、定期保険のみ調べてます。)

"Term Life", "ROP" (Return Of Premium) というのは保険の種類で、"Term Life" が「掛け捨て」で、"ROP" は、「払い込んだ保険料が満期時に返還される」という保険です。
* ここで「返還されるってことは無料で保険に入れるってことだからおトク」と思った人は、悪質な金融業者に騙される可能性が高いので、「今日の 100 円と明日の 100 円とは価値が違う」という言葉の意味が分かるまで、金融商品には手を出さないことをお勧めします。
* 保険引き受け会社は適当に選びました。

保険期間は、自分の年齢と予想定年時期を考えて設定すれば良いでしょう。例えば、25 年後に退職予定なのであれば、25 年後以降に死亡しても家計の収入に影響がないので、25 年以上をカバーするのは意味がないと思います。

"Term Life" と "ROP" はどうやって選んだら良いでしょうか? 「ROP を購入した時の満期の償還額」と「Term Life を購入し、差額(ROP と Term Life との差額)を運用したときの残高」とを比較して、多い方を選ぶというのが良さそうです。

計算結果を表に追加しました。

"Total Payment" は、ROP の保険料の総支払額(= monthly premium × 12 × 保険期間)です。この金額が、満期時の償還額になります。"(B - A) * 12" は「ROP と Term Life との差額(年額)」です。
黄色のセルは、「『差額』を毎年積み立てて、それぞれの利率(2% ~ 6%)で運用した時の満期時(20 年後、25 年後、30 年後)の残高」です。

この表から次のことが分かります。
  • 保険期間 20 年の場合、2% 以上で運用する自信があるなら、Term Life を買って、差額を自分で運用する方が得。自信がないなら ROP を買うべき。
  • 保険期間 25 年の場合、4.x% 以上で運用する自信があるなら、Term Life を買って、差額を自分で運用する方が得。自信がないなら ROP を買うべき。
  • 保険期間 30 年の場合、5.x% 以上で運用する自信があるなら、Term Life を買って、差額を自分で運用する方が得。自信がないなら ROP を買うべき。
次に気になるのは、「自分で運用したとして、X% で運用できるのか?」という問題です。これは難しい問題で、投資経験や運が影響しますが、1 つの指標として国債の利回りを考えることができます。国債はリスク 0 の投資なので、この利回りが下限となります。

Yahoo! のサイトで米国債の利回りを見ることができます。米国債に 20 年満期、25 年満期はないので、30 年満期10 年満期を調べました。



このデータと、
  • 2013 年現在、景気はかなり底であって、これからは上昇するだろう
  • 株式投資の利回りは米国債利回りより高い(高くなければいけない)
という "予想" "感覚" "直感" を考慮すると、「20 年間 2% 運用」は達成できそうです。「25 年間 4.x% 運用」「30 年間 5.x% 運用」は、景気次第と言えそうです。

国債だけでなく、各種ファンドの利回りとも比較すると、"Term Life" と "ROP" のどちらが良いか、より自信を持って判断できると思います。


最後に少しだけ、生命保険の日米比較を・・・。$1,000,000 "Term Life" をライフネット生命と比較しました。
保険金額 "Coverage" が微妙に違うとはいえ、保険料が 3.5 ~ 5 倍も違いますね。これは、ライフネット生命がいかにぼったくりか・・・ということでは全くなくて、日米の運用利回りの差によるものです。保険会社は保険料を運用するので、そもそも日本市場の利回りが低いと保険料を高く設定せざるを得ません。
営業コストを減らすことで、保険料を安く抑えているライフネット生命ですらこれですから、営業コストの高い大手生命保険会社の保険料は推して知るべしですね。

アメリカの生命保険に加入できる人はアメリカで加入することを考慮した方が良いかもしれません。ただしその場合は、死亡時の手続きが非常にめんどくさくなることは覚悟しましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿