2012年2月14日火曜日

コミュニケーションには助走が必要


会社で A と B とが会ったとする。
A: こんにちは
B: こんにちは
というのが普通の挨拶だろう。「おはよう」かもしれないけど。

英語だとこうなる。
A: Hi
B: Hi. How are you?
A: Fine. How are you?
B: Not bad. Thanks.
A: How was the weekend? (週の前半の場合。後半だと What's your plan for the weekend?)
B: XXX
という感じ。日本語だと 1 往復で、英語だと 3 往復。

「いやいや、日本語でももっと長く話すこともある」とか「Hiだけで終わることもある」という意見はあるだろう。それはそうかもしれない。統計を取ったわけではないので、正確なところはわからないが、自分の感覚・経験では英語のほうが長い。

どれぐらい長いかというと、日本語の挨拶の間合いと移動速度で会話をスタートすると、"How are you?" の辺りですれちがい終わってしまって、その後の会話が続けられないほど、英語は長い。

そして、ここまでの会話がほぼテンプレート化されていることが重要だ。週末にしたことや週末の予定を聞くのは普通なので、いつでも誰にでも聞ける。(ただし、逆に言うと、週末にしたことやプランを常に聞かれる可能性があるので、それなりの回答を常に準備しておく必要がある。毎週毎週「ずっと寝てた」のでは、「こいつ大丈夫か?」と思われるだろう。)

このようにテンプレート化されている会話が長いと、その後の会話を続けやすくなるようだ。週末の話題から会話を広げられるという利点もあるが、会話のリズムができあがってくるという感覚が個人的にはある。助走をつけている感じ。

日本語でもこういうテンプレートがあれば良いと思う。伝説のスーパー大阪人は、「どないでっか」「ぼちぼちでんなー」という会話から商売の話につなげたといわれているが、一般人には高度すぎる技だ。
普通の人々が使える会話のテンプレートがあれば、コミュニケーションを取りやすくなるだろう。

余談だが、日本語ができる外国人が "How are you?" のつもりで「調子どう?」とたまに聞いてくるが、これは日本語会話のテンプレートに入っていないので答えにくいのであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿