2011年3月17日木曜日

社内における情報戦 - 東北関東大震災

労働集約的な企業においては、「今回のような危機的状況においても社員に安心して働いてもらう」ことが重要な課題です。社員が国外退去したり、休んだりするとビジネスが回らなくなってしまいます。

とはいえ、2ch, Twitter, 各種ニュースサイトからは誤解、無知、悪意に基づく情報が流れこんでくるので、放っておくと、そのような情報に影響されて国内外への避難を考える社員が増えてしまいます (*)。そのため、企業はそれらのメディアに対抗して「東京は安全です」と伝える必要があります。

これが単純な科学の問題なら「〇〇という理由で東京は安全です。以上。」でいいのですが、福島原発のような被害のポテンシャルが大きく、情報が不確実な状況ではそうはいきません。したがって、どうすれば「東京は安全だ」というメッセージを信頼してもらえるか、という手法が大事です。いわば情報戦です。

インターネットやテレビのような影響力の強いメディアに対抗するに、合理的で客観的な情報を継続的に提供しなくてはいけません。
例えば、なぜ東京は安全だと考えるのか、どの前提が崩れたら安全ではなくなるのかを明示する。社外の独立した第三者に評価を依頼する。定期的にメッセージを送る。などが有効だと思います。

この情報戦の結果がどうなるかは現時点では見通せないのですが、このような情報戦の真っ只中にいた者として、私は現段階では「東京は安全だ」という結論にいたっていて、特に避難の必要性を感じていないです。
同時に、会社からの情報提供がなければ、避難していたかもしれないなぁとも思います。


(*)
この記事は、2011-03-18時点で東京は安全であるという仮定に基づいて書いています。私の知る限り、東京が(今現在)危険であるという信頼できる見解はないようです。