2009年10月29日木曜日

三重苦の勉強会・・・。でもこれからも参加するよ!

圏論がわからない、Haskellがわからない、英語がわからない・・・。
TLUGのメーリングリストに面白そうな勉強会のメールが流れてたので、(ちょっと遠かったけど)新宿まで移動して勉強会に飛び入り参加してきたところ、冒頭の三重苦に悩まされました。
というのは大げさですが、「圏論の基本的な話をして、関連するパズルを解くプログラムをHaskellで書いてみた話を(英語で)します」というのに、圏論もHaskellも英語も自信がないと、やはり理解度は落ちますね。

「パズル」はここに載ってますが、数学的厳密性を無視して日本語にするとこんな感じ。
サイズnの有限集合Aが与えられたとき、任意のa∈Aに対して f(a) = f(f(a)) を満たす関数 f は何種類存在するか?
これを数学的に解くのではなくて、関数 f を列挙するプログラムを Haskell で書いてみる、という数学者に怒られそうな、コンピュータサイエンス的な勉強会でした。

パターンマッチのルールも忘れていましたが、久しぶりに関数型言語に触れて楽しかったです。functional languageには、imperative languageでは味わえない記述の楽しさがありますね。まさに数式を書いている感覚です。さらっと書けると気持ちいいですよね。まぁ、さらっと書いても私のPCには実行環境がないんですけどね。

「圏論がわからない、Haskellがわからない、英語がわからない。」と書きましたが、逆に (?) 考えれば、圏論とHaskellと英語とを学べる勉強会ということなので、継続的に参加しようと思います。ちょっと高いけど "Conceptual Mathematics" を買いましょう。(Kindle edition出してよー)

(ところで、今日の話は圏論というより群論だと思ったのですが、群論⊂圏論なんでしたっけ? もう少し勉強が進めば違いがわかるかな。)

Travis and Curt, thank you for exciting presentation and providing a venue!

2009年10月28日水曜日

Mozilla Developer Networkのアンケートにご協力ください

某MLで、Mozilla Developer Networkのアンケート協力依頼が流れてました。
こういうのにはボランティア精神を発揮して、積極的に協力するようにしているのですが、私はWeb Developerではないので・・・。

Web Developerの方は、ぜひご協力ください。
アンケートはこちら:
http://hacks.mozilla.org/2009/10/mozilla-developer-network/

2009年10月27日火曜日

NUMB3RSの方程式が実際に使える数式である件に関する一考察

一般的に、数学は嫌われていると言っても過言ではないと思う。「数学が大好きです」という人は滅多にいない。従って、数学を扱ったドラマは人気が出ないだろうと推測できるわけだが、それを覆したドラマがある。NUMB3RSである。


TSUTAYAで、「海外ドラマのシーズン1は全て100円」キャンペーンをやっていたので、以前から見たいと思っていたNUMB3RSを借りてきた。NUMB3RSは、一点を除いて、いわゆる普通の刑事ドラマで、FBIが難事件を解決するというストーリーである。NUMB3RSが特徴的なのは、事件解決のポイントが天才数学者の閃きにかかっている点である。


CSIが現場の科学的捜査(鑑識)に焦点を当てたように、NUMB3RSではさまざまなデータ(現場の地理的分布や犯罪の特徴など)から方程式を作りだし、それによって次の犯罪を予測したり、犯人の住所を推定したりする。


というストーリーなので、当然画面には超複雑な数式が何度も出てくる。始めてみたときは当然「数式は、リアリティを出すための小道具だろう」と思ったのだが、Wikipediaを調べて驚いた。
番組内で提示されている数学は現実のものである。黒板上の方程式は正しいもので、各回の番組内の状況に実際に適用できる。
全米数学者協会のこのコラムによれば、実際にCalTechの数学者がコンサルタントとして制作に協力しているそうだ。(ちなみにNUMB3RSの数学者が所属している大学はCalSciという架空の大学である)


これはすごいなーと思うと同時に、なぜここまでリアリズムを追求するのかが気になった。提示される数式が正しいかどうかなどほとんどの視聴者は気にしないし、気にしたところでわかる人はほとんどいない、と断言できる。また、この「実際に適用できる正しい数式である」という情報は、公式サイト(英語 / 日本語) には書いていない。私はWikipediaで初めて知った次第である。従って、マーケティングにも役だっていない。


数学者にコンサルティングを依頼することは、時間的にも金銭的にもコストがかかるはずで、何らかのベネフィットがなければ依頼しないだろう。製作者が「実際の数式だけが持つ本物のリアリティが、たとえ視聴者は理解できなくても、ドラマのクオリティを上げるだろう」と考えたのだろうか。だとしたら、それは制作者としてのprofessionalismを感じるようで、なんとなく嬉しくなる。


ちなみに同コラムによれば、シーズン1の始めの方の、連続レイプ事件と連続銀行強盗とは、実際にあった事件をベースにしていて、どちらも実際に数学者が操作に協力し、実際に数式が使われたそうな。うーん、アメリカの犯罪捜査って進んでるなー。