・・・と文句を言っても仕方ないので、年会費無料の「ビュー・スイカ」リボカードの入会手続きをした。
クレジットカードの入会手続きなので、氏名・住所・電話番号・勤務先など様々な情報を入力し、「申し込み」ボタンをクリックした。すると、PDFへのリンクとともに「このPDFを印刷して、本人確認書類とともに郵送せよ」という指示をいただいたので、速やかに印刷し、封筒を作り(印刷した紙を挟みで切り抜いて封筒を作るのだ)、免許証のコピーを用意したところで気がついた。
「ウェブで入力した情報とリンクさせるキーが見当たらない・・・」
この後Viewカードセンター(という名前かどうか知らないけど)では、ウェブで入力した個人情報の主(この場合は私)と、本人確認書類を送る人(これも私)とを対応付ける、という作業を行うはずである。(エンジニアとして)普通に考えると、ウェブで入力された情報にIDを振っておき、(PDFを印刷して作った)封筒のどこかにそのIDを印字しておけば、その2つが同一であることを持って同じ人物だと判断する、というオペレーションになるはずである。しかし、そのIDらしき文字列が見当たらない・・・。
とすると考えられるのは、住所・氏名・電話番号を組み合わせた「恐らくユニークだと思われる情報」をキーとして、ウェブで入力された個人情報と本人確認書類とを対応付ける、というオペレーションであるのだが・・・。
この方式がうまくいかないことは年金問題で明らかになったはずである。
誤字・脱字があったらそれでNGだ(「本人確認書類が届かなかったので入会手続きできませんでした」という返事が返ってくるのだろう)し、そもそも「住所・氏名・電話番号を組み合わせた『恐らくユニークだと思われる情報』」を使うなんて、恐ろしく非効率だ。
ユニークなIDを振っておけばほとんど自動で処理できる(封筒に印字されたIDの入力作業は人力だが)はずなのに、住所・氏名・電話番号を組み合わせて検索するという、人間にしかできない高度な知的作業を強いている。
年金システム(ITシステムではなく、国民年金制度の意)が作られた数十年前には、データベースという概念がなかった(だろう)から、「ユニークIDを振る」ことに思い至らなくても仕方がない気がする。しかし、その数十年前のシステムと同じことを21世紀に繰り返すのは犯罪に近い。「賢者は歴史に学び、 愚者は経験に学ぶ」の良い(悪い?)事例である。
JR東日本のシステムなのだから、NTTデータとか日立とかIBMなどの大手が開発に参画しているはずなのに、これはどういうことだろう?
- 大手のエンジニアはアホである
- 子会社に仕事を振れるように、オペレーションを敢えて複雑にしている
- 単に私の見落としで、実は封筒のどこかにユニークIDが記されている
答を知っている人、ぜひ教えてください!
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